今年も高校演劇特集は熱かったアトロク高校演劇特集2022感想

毎年夏に放送されるアトロク『高校演劇特集』が毎年の楽しみになっている。

高校演劇がものすごい好きかというと、好きといえば好きだけどあくまでこの時期の風物詩。という感じ。高校野球や甲子園が好き。というよりも熱闘甲子園が好き。という感覚に近いかもしれない。野球に関心がないので全然違うかもしれない。

アトロクきっかけで興味を持ったので高校演劇も楽しみつつ、やはり高校演劇特集が好きなのだと思う。

アトロク高校演劇特集の魅力

純粋に澤田記者の取材レポートがとにかく面白い。

どの演劇の話を聞いてもうわー見てみたい。と思わせられる澤田記者の解説力(ぢから)とそれを裏付ける取材力(ぢから)を堪能できる。澤田記者の過去の発言で『東京校は全国で優勝したことがない。と言った。が、実はまさに現役時代東京の高校が全国優勝し、あまりの出来に記憶から消し去っていた。』というエピソードもたまらなくいい。

そして未だ現役、日比アナ。

澤田記者同様に高校時代に演劇部員だった日比アナ、企画が始まった当初から未だ現役部員か?と毎年思わせる前屈みで特集に取り掛かる姿が最高。今年もジェラスと言っていた。悔しいをリスペクトの意味で使う高校演劇特集の日比アナでしか見られないものがある。

高校演劇の魅力

個人的には60分で完結する面白い話が見られる。である。

というのも、そもそも高校演劇そのものに関心を持っていなかったので文脈がわからなければ、高校生という限りある時間の中で演じる彼らの輝き。といったものにもそんなに関心がないのだ。

ここ数年コロナ禍で全国大会や春フェス出場作品がWEBで見られることも大きい。澤田記者も言っていたが全国クラスになると本当にレベルが高いのである。見ているこちらは素人なのでとにかく圧倒される。

もちろん前提として生で見ることが一番の観劇体験ではあると思う。しかし、オンライン配信はありがたいのにも変わらない。

週刊少年ジャンプの金未来杯みたいな、面白い読切がたくさん読める。感覚が近いかもしれない。

高校演劇は社会を映す鏡

澤田記者が言っていた言葉だろうか。少しうろ覚えであるが、高校演劇は社会を映す鏡という側面がある。ここ数年『コロナ禍における演劇』というものが演じられてきたわけだが、1年経てばその見え方もかなり変わる。

青森県立木造高等学校『全部コロナのせい!!』(たまたま見て印象に残っている)とかも昨年見るのと今年見るのとでは全く見え方が異なる。

ジェンダーや多様性、といったあらゆる社会の中にある価値観がその年の高校生というフィルターを通して演じられることで見えるものは確かにあると思う。

青春舞台2022が楽しみ

全国大会の優勝校の演劇が毎年NHKで放送される

今年は松山東演劇部『きょうは塾に行くふりをして』。

放送が楽しみ。

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