2022年9月4日放送『令和に復活!コサキンDEワァオ!です、ワァオ! 』相変わらずスゴかった

ラジオを聴く習慣がついたのが大人になってからであり、主に聴いているTBSラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』は自分が住んでいる地域では放送していなかった(いまでもしていない)ため、あまりもっと早くに出会えていれば。といった気持ちにならなかった。

しかし数年前、出会ってしまった。「コサキン」である。

小堺一機と関根勤の2人によるユニットと呼ぶのだろうか。とにかく2人のときの呼称。初めてその名前を認識したのはレギュラー放送が終わる。というニュースを聞いた時だろうか。そういうものがやっていたのか。と思った気がする。

十数年のときが経ち番組復活。そのころにはradikoプレミアムの会員になっていたのでなんとなく聴いてみたらビックリした。
話の脈略のなさ、異常なテンション、圧倒的な面白さ…いま思うと馬鹿力という番組や伊集院光というラジオパーソナリティの魅力に気づいたときに似ている気がする。

前述した通り、自分が住んでいる地域はAM局こそあれど深夜はオールナイトニッポンの天下であり、TBS系列のはずなのにTBSラジオの放送はほとんどされていない。なのでもっと早くに出会っていれば…と思ったところで放送していないのだから出会いようがない。
仮に上京等して環境が変わっていたとしても、ラジオと出会っていたか。というものにも怪しいものがある。

しかし、コサキンは放送されていた。Wikipediaによると2005年から放送終了まで放送していたらしい。自分が中学高校の頃である。初めてもっと早く出会っていれば…!と思ってしまった。もしかしたら全く違う人生があったかもしれない。しれないが、ラジオで狂わされる人生というものを想像するとゾッとするのはなぜだろう。

衝撃の出会いから数年。コサキンは年に1度か2度TBSラジオの特番として復活している。

特筆すべきはネガティヴな話題がないことだろう。それだけではない。還暦をとうに過ぎている2人が互いの容姿から性格、特性までを褒め合い、それもものすごいスピードで応酬しながら笑いに変えている。いや、変えているというよりも2人の会話全てがエンタメであると言う感じか。

今回は放送が55分しかないということでYoutubeで事前番組が生放送まであったが完全にギアが入っていた。会話の中身は脈略なくいろんな方向へ行き、パーソナリティは「久しぶりに会えて嬉しい」と思ったことを思ったまま口にしていた。

還暦を過ぎた男2人が。だ。誰かを咎めることなく、あれはいい話だ。最近はこういうことがあって。くだらねぇ。意味ねぇ。と話す2人の会話はラジオ番組として異常な面白さもありつつ、男性同士の関係性としてとても羨ましく感じた。友人といつまでもこのような関係を築けるだろうか。

もちろん、コサキン2人が世間一般的に互いに“成功”している。というのはあるかもしれないが、それだけではああはならないとも思う。

そんなことは振り返ればいくらでも考えられる。聴いてるときはくだらねぇ。意味ねぇ。と笑っていた。

年末のイベントが楽しみ。とはいえ、映像配信もしてくれよ。

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