ウマ娘『Ms. VICTORIA』が素晴らしかった。そしてそのウイニングライブは勝者を讃えるものか。敗者を笑うものか。

今月もチャンピオンズミーティング『ライブラ杯』が終わった。今回からレース後にウイニングライブ『Ms. VICTORIA』が追加され、Twitterをはじめインターネットの世界では勝利を喜ぶ声とそれと同等か、それ以上の死体蹴りではないか。という憤りの声を見かけた。

僕自身の今回の結果は2位。クリスマスオグリに負けた。

このブログでも何度も書いているが、基本的にチャンミは勝てない。勝てたらラッキー。これに尽きる。その理由はそのくらいの確率で勝てるかもしれない程度の育成しかしていないからだ。

1日1育成で精一杯。それに加えて今回は初めて競技場でダートを走ってるタイキシャトルを走らせたのだが、そのタイキが2位でそこそこ育成したニシノフラワーとアグネスデジタルが7位と9位なので、正直お前がうちの代表なんかい。という気持ち。

じゃあ悔しくないのか。と聞かれたらそんなわけないのだが、やはり勝ったウマ娘を見ると「このサポカでこのステータスと適正、スキル構成は試行回数が違うな。」と毎回思ってしまう(もちろんこんなサポカ編成に勝てるかいと思うことも多々ある)。今回の環境ではクリスマスオグリを追込にして育成する。がセオリーであった。持っていないキャラクターなので想像できる範囲で想像しても育成難易度は高いと思う。そして安定感が高いとも思わない。そう思うと納得できる結果であった。正直クリスマスオグリに負けるならもうしょうがない。

さて、ウイニングライブ『Ms. VICTORIA』。素晴らしかった。

歌い出しの「響き渡れ凱歌よ」からもう最高。「凱歌=戦勝・凱旋を祝って歌う喜びの歌」という言葉選び、もちろんその言葉の意味のまま。というのもあるだろうが、アプリでは未実装の『凱旋門賞』を彷彿とさせる単語でもあるように感じる。

『GIRLS’ LEGEND U』が全てのウマ娘を讃える曲であるならば、『Ms. VICTORIA』はただ1人の勝者を讃える曲であると感じた。

では「勝者を讃える」ことは「敗者を笑う」ことになるのか。

個人的な印象としてはそれはノーである。順位を書き出されるのが不快でもなかった。事実だからだ。今回2,7,9位という絶妙な順位だった。というのはあるかもしれない。最下位は取ったが報酬は上から2番目。B決勝で勝つよりも多く石を貰っている。チャンミを「決勝ラウンドで石を1,500個“以上”貰うイベント」くらいにしか認識していないので十分満足している。

負けたレースのウイニングライブを見るのがつらい。はまぁわかる。確かにスキップ機能は付いていてもいいと思う。いつだってWi-Fi下でやっているわけでもないし。

が、やはり『Ms. VICTORIA』の歌詞と演出によりお疲れさん。という気持ちが勝ってしまう。負けたとはいえ演出に胸が熱くなってしまい何度も見てしまう。確かにこのライブのセンターが自分が育成したウマ娘だったら嬉しかろうな。というのは想像するに容易い。

それと別の話になるが、「死体蹴り」という表現が気に食わない。あのウイニングライブで負けたユーザーが「笑われた、煽られた」と感じるのはまぁ人それぞれなので仕方がないが、それでもウマ娘というコンテンツに対しても競馬や競走馬に対するリスペクトを感じない表現である。言葉が強過ぎる。

個人的には結局どこまでいっても「負けて悔しい」と思えるほどの育成をしていない。というのが本音だ。サポカが揃っているわけでもなければそれを覆すほどの育成をしているわけではない。しかし経験上、これくらいがいいコンテンツとの距離感でもあると思っている。

というかウマ娘を長く細く楽しむために、毎月のチャンミ程度で一喜一憂していられない。というのが一旦の結論だ。

by
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です