アーマー・ウォーズの長編劇場映画化とこれからのMCUとブラックパンサー・ワカンダフォーエバーと
先日ドン・チードル主演ドラマの予定だった『アーマー・ウォーズ』がドラマから映画になるというアナウンスがされた。
これがどういうことか。予算とクオリティ等製作上の都合はあるだろうがスタジオが「ドン・チードル(ローディ)主演映画で収益を見込める」という判断をした。ということでもあると思う。
数年前だったら実現しただろうか。
ブラックパンサーが黒人ヒーロー単独主演映画の扉を開け、サム・ウィルソンがキャプテン・アメリカを継いで単独主演映画が決まり、MCU最古参キャラクターのひとりであるローディ(最初に演じたのはテレンス・ハワードだけど)がとうとうローディのままウォーマシンのまま(?)映画で単独主演を務めることが決まった。
胸が熱くなる。アイアンマン(2008)からずいぶんと遠いところまで来たと思う。ブラックパンサー(2018)からも5,6年。一歩ずつ前に進んできたのだ。
『ブラックパンサー・ワカンダフォーエバー』はチャドウィック・ボーズマンの不在により、レティーシャ・ライト(シュリ)が実質的な主演になるのだろうか。
チャドウィックの代わりに別の俳優を起用する。という判断をせず、すでに起用されている俳優たちと彼らが演じるキャラクターたちで物語を作る。という判断をしたスタジオとライアン・クーグラー監督に最大限の敬意を払いたい。
そしてこの映画が、その次の扉を開くきっかけになることを願う。
今作でデビュー後単独ドラマがすでに決まっているリリ・ウィリアムズだけではない。ネイモア(演じるテノッチ・ウエルタはメキシコ系)もそうだ。
MCU(マーベルスタジオ)はそういったところを意識していないはずがないので、ユニバース内の多様性の先にはアジア系ヒーローの活躍だってあるはずだと思う。シャン・チーだけにとどまらずこれからもどんどん増えてほしい。
ただ、それはあくまで製作体制を整えた上の話。
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