本屋さん3軒ハシゴして角川文庫『ノートル=ダム・ド・パリ』の取り扱いがなく、家に帰ってAmazonで注文したときの作者の気持ちを答えよ

今年、角川文庫から新しい抄訳版『ノートル=ダム・ド・パリ』が出ている。ということを昨日知り、仕事帰りに寄れる本屋3軒ハシゴすればどっかで買えるだろう。などと考えていたのだが、全くない。見当たらない。

以前出版社別作者50音順だった文庫の棚が出版社混合作者50音順になっており、「ヴィクトル」を探すべきか「ユゴー」を探すべきか迷う(レミゼはユゴーとしか記載されていなかった)。棚に元々貼り付けられている出版社のプレートもそのままなのでややこしい。一方でハヤカワSF文庫や歴史ものが独立した棚を確立しており、正直探しづらい。以前Twitterでそんな話題を見たことがあるような気もするのだが、どんな話だったか忘れてしまった。

個人的には出版社別作者50音順が手元のスマホを合わせて、目当ての本がどの出版社から出ているか探しやすいと思うのだが少数派なのだろうか。なんであれ作者50音順にするならせめて出版社の名前が書かれているプレートは過剰な情報になるので外してほしい。結局店の検索機で「店頭在庫なし・取り寄せ可」の文字を3回見て帰宅した。

出版業界のことを考えると書店で注文するべきなのだろうが、TSUTAYA系列の書店の店頭予約システムよりもAmazonの方がやはり使い勝手がよく、今回はAmazonで注文してしまった。電子版か迷ったのだが、ノートルダムの本は物理で持っていたい。と少し思ったので電子ではなく文庫を注文した。

ショッピングモールに入っているような大型店であれば…などとも思ったのだが、ここに行けばあるだろう。と思って在庫がない(翻訳海外コミックなどそもそも取り扱いがないことも少なくない)ことも多々ある。その書店でヘイトスピーチをし続ける著名人の本が平積みされているのを見かけたりすると「本屋」という場所は大切な空間ではあるが、そのような意思表示をしている本屋の売上に貢献する義理もないのでは。と思うこともある。

本屋は好きだが差別や偏見を助長する本を売れ筋として並べる本屋を好きとは思えない。

しかしAmazonはAmazonであれほど過剰包装だと言われていたのもいまや昔。そこそこ高い本が防水加工されていないようなペラペラな封筒で届くこともザラで「メルカリで買った方がよほどまともに届く」と何度思ったことか。

書店で注文するのが一番本がキレイな状態で手元に来る。というのはわかっているのだが。なんだか今回はAmazonで買ってしまった。無事届くことを願っている。

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