男でオタクでフェミニスト。僕が考える『フェミニズム』について。

フェミニズムというものをどう捉えているのか。なぜフェミニストを自称するのか。
今日はそんなことを書こうと思います。

初めてその言葉に出会ったのは僕が洋画を積極的にみるようになった2015年以降だと思うんですが、あまり“いつ”“どこで”といったことは記憶にありません。
白状すると初めてその言葉と出会ったとき、好意的に受け止めなかったと思います。
そんな中で『フェミニズム』とはなにか。『フェミニスト』とはなにか。を意識するようになったひとつの動画があります。
Youtubeに投稿されたのが2014年。もう8年近く前の動画です。今回これを書くにあたり見返したのですが語られるものはフェミニズムの本質のひとつであり、情報として古びれてもいないと思います。

『フェミニズム』なんて、なんだか聞き慣れないし検索してもよくわからない。なんだかわからないが攻撃されている気がするなんとなく気に食わない言葉。言い過ぎくらいかもしれませんが、当時の僕にとってはそんな認識だったような気がします。

この動画を初めて見たのはTwitterで流れてきたのが最初でしょうか。語られているものは『当たり前のこと』でした。

それまでネガティブなイメージを抱いてきた自分を恥じ、反省しました。
11分のスピーチの内容には反対する意見がまるで思い浮かびません。

この動画を改めて見て女性に対する連携はもちろんそうなのですが、僕は男性として『男性の呪い』も解きたいという気持ちもあるのです。

フェミニズムでGoogle検索すると、

性差別をなくし、性差別による不当な扱いや不利益を解消しようとする思想や運動のこと

IDEAS FOR GOOD「フェミニズムとは・意味」より

と出てきます。

考えて欲しいんですが、このどこに嫌悪するものがあるんでしょうか。

もし、これを男性が読んでいて、フェミニズムのせいで生きづらさを感じているのだとしたら、それはきっとフェミニズムのせいではありません。

インターネットやSNSで『フェミニズム』が語られているときに注意したいのは『フェミ』や『ミソジニー(女性嫌悪)』、『ミサンドリー(男性嫌悪)』といったものと混合し語られること。
特に『フェミニズム(フェミニスト)』と『フェミ(ツイフェミ)』に関しては含まれる意味合いがまるで違うと感じます。後者にはミソジニーの意思も含まれていて最初から議論する気がなくマウントや論破をしたいだけなのかな。と感じることが多いです。もちろんフェミニストを自称するひとにもミサンドリーやミソジニーの意思を強く持っているひともいて、同じ言葉を使っているはずなのに通じないな。言ってること全然わからないな。と思うことも多々あります。

ひとつ言えるのは、あなたの敵はフェミニズムではありません。それを悪と思わせる別の何か(有害な男らしさなど)です。

僕にとってフェミニズムがなんなのか。と問われたら動画内でエマワトソンが語っていること。です。
無意識のフェミニストかもしれない僕は意識的にフェミニストにもなれるのだと受け止めました。なら、フェミニストを自称しよう。

その後何冊かフェミニズムやジェンダーに関する本を読みましたが、この動画内で語られていることが僕にとってのフェミニズムの大元であり、それがたとえ綺麗事だと言われても「だからこそ現実にしたいじゃない。本当は綺麗事がいいんだもん。」と返したくなるのです。

オタクであることをタイトルに入れましたが、あまり触れられませんでした。
僕にとってオタクであることもフェミニストであることも別に違和感なく同居するんですよね。
それはまた別の機会に。

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