GIRLS’ LEGEND Uとメインストーリー第1章最終章後編第7Rにおける雑感

新育成シナリオ『つなげ、照らせ、ひかれ。私たちのグランドライブ』が実装されました。育成シナリオラストを飾る楽曲は『GIRLS’ LEGEND U』。ウマ娘プリティーダービーを初めて起動したときに聴いた曲です。

最初からアプリに“存在していた”楽曲でありながら実装されていなかった1曲。ずっと実装されるのを待っていたその楽曲に新たな文脈が乗っかったことにより、あらためて聴くといままでと違ったまた新たな感動が生まれました。

育成シナリオには『うまびょい伝説』や『WINnin’ 5』、『BLOW my GALE』といったそのシナリオを象徴するテーマソングのような曲が存在します。
その曲の意味合いについて、うまぴょい伝説が「歓喜の曲」だとしたらWINnin’ 5は「1人得られない強さの曲」、逆にBLOW my GALEは「1人でなければ得られない強さ曲」なのかな。と。では、GIRLS’ LEGEND Uは。少し考えたのですが、「願いと渇望の曲」なのかな。と。

グランドライブは言い方が悪いかもしれませんが『なかなか勝てないウマ娘であってもファンに対する想いと伝えられるライブ』であり、『ファンはその想いを受け止め、改めて背中を押すライブ』でもあると思います。

ウィニングライブではないのに、どの楽曲よりも走ることや勝つことを歌っている。
それはウマ娘の本質を歌っている。ということでもあるのかな。と。

だからこそ、アプリの最初に流れる曲であり、レースの勝ち負け以上にウマ娘が「なぜ歌うのか?」という問いに対するアンサーでもあるグランドライブシナリオのメインテーマにもなったんじゃないか。と思えてきます。

GIRLS’ LEGEND U、最近アプリ内でグランドライブではないところでも流れましたよね。
メインストーリー第1章最終章後編第7R、日本一のウマ娘のスキルを覚えたウマ娘を継承したスペシャルウィークの有馬記念で固有スキルを発動したタイミングで流れたのです。

グランドライブの文脈を踏まえると“レース”の楽曲ではないGIRLS’ LEGEND Uがあそこで流れるのはおかしいのか?と、少し思ったんですが、GIRLS’ LEGEND Uはグランドライブの楽曲ではあるけれど、ウマ娘の本質を歌った曲でもあると思うんですよね。

先ほど「願いと渇望の曲」と表現しましたが、スペシャルウィークの有馬記念も“叶わなかった勝利”。

では、あの“if”とはなんだったのか。単純に最終章だから特別な演出。というのもあるでしょうが、それだけでもないと思いたくないな。と。

個人的に解釈するならば「ファンが渇望し願って見た夢」。

ナリタブライアンとビワハヤヒデの兄弟対決や無事に走り終えるサイレンススズカ。故障や怪我を乗り越えるifは描いてきましたが、史実のレース結果をシナリオの中で覆したのはスペシャルウィークだけ(間違っていたらすみません)。

あくまでグラスワンダーが勝利したことを事実とし、ifとしてスペシャルウィークの勝利を描く。これもまたとんでもないエゴを感じます。しかし、そういう夢を見られるのもウマ娘ならではのものであるとも思うのです。

『GIRLS’ LEGEND U』は「願いと渇望の曲」。競走馬とウマ娘の本能を歌い、叶わなかった夢を、願いを、フィクションの物語の中で叶える曲なのかもしれません。

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